すべての疲労は脳が原因

疲れとは何か?本当に疲れを改善したい人におすすめ

すべての疲労は脳が原因

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著者:梶本修身

初版発行:2016年4月

著者:梶本修身とは

医学博士。大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。東京疲労・睡眠クリニック院長。1962年生まれ。大阪大学大学院医学研究科修了。2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。ニンテンドーDS『アタマスキャン』をプログラムして「脳年齢」ブームを起こす

概要

今や過労死という言葉は英語圏でも「KAROSHI」と使われるほど、日本は疲労大国なのです。

しかし、そんな疲労も具体的いはどういうものか、認識は曖昧です。実際、疲労に対する研究も日本では1990年代といわれているので、まだ歴史が浅い研究分野なのです。

日本では、疲労改善というと、栄養ドリンクや、スタミナが付く料理、運動、温泉でゆっくりするなど様々な疲労回復の方法がありますが、一般的に言われているのは科学的根拠がないものが殆どです。本書ではその点に関しても、詳しく解説しています。

著者である梶本医師がリーダーでもある「抗疲労プロジェクト」では、「疲労の定量化」つまり、疲れを数値化し、疲労を科学的に解明する事を目指しています。これが出来れば、過重労働、過労死を防ぎ、健康維持に繋がり、過労による社会的経済損失、医療費の抑制に貢献すると考えられています。

そんな疲労研究では有名な梶本医師が書いた本書では、疲労とは何か、最新抗疲労研究の結果から現代人の疲労の本質である脳疲労のメカニズムにそってその解消法をお伝えします。

まさに本当に疲労回復、疲れない体の為に一読の価値はあります。疲労に関する今までの常識を完全に覆す内容となっており、理論がきちんとあるので、今後の生活に直ぐに役立つ内容になっています。

目次

第1章 疲労の原因は脳にあり

第2章 疲労の原因物質とは

第3章 日常的な疲労の原因はいびきにあった

第4章 科学で判明した脳疲労を改善する食事成分

第5章 「ゆらぎ」のある生活で脳疲労を軽減する

第6章 脳疲労を軽減するためにワーキングメモリを鍛える

読みどころ

疲れた時に栄養ドリンクは効果があるのか?その真意は?
疲れを科学的に取る方法とは?疲労回復の新成分とは?
サングラスで疲れを最小限に出来る事が判明。そのメカニズムとは?

疲れた時に栄養ドリンクは効果があるのか?その真意は?

今やビジネスマンには欠かせないアイテムとなっている栄養ドリンク、エナジードリンクですが、実際に疲れが無くなり、活力が生まれているのでしょうか?その効果を調べてみました。

今回、疲労を研究している梶本修身医師の著書「すべての疲労は脳が原因」でも述べられている、栄養ドリンクの実態を解説していきたいと思います。これを知ると栄養ドリンク、エナジードリンクへの向き合い方が変わるかもしれません。

まず、現在販売されている栄養ドリンク類で疲労回復を謳った商品はありません。何故かというと、疲労回復の効果が証明されたものが無いからです。

では、日本の栄養ドリンクとは何なのか?日本の栄養ドリンクで一番多いのは、タウリンが入ったドリンクです。タウリンが沢山入っていると効き目がありそうにも感じます。

本当にそうなのでしょうか?

タウリンとは何か?

タウリンは、主に肝臓に働きかけ、胆汁酸の分泌を促すもの。

栄養ドリンクとして、期待されている効果は、タウリンは筋肉運動をつかさどる神経伝達物質を高めるとされているので、ヒトの運動、パフォーマンスを上げてくれると考えられています。

しかし、タウリンは体内で必要量っを合成できるので、沢山のタウリンを摂取したところで、その効果が高くなるとは期待できません。

なぜ栄養ドリンクで元気になるのか?

では、栄養ドリンクやエナジードリンクで元気になったような気になるのは何故でしょう?

それは、宣伝文句で言われている成分以外に、カフェインや微量のアルコールが入っているためです。覚せい作用のあるカフェイン、気分を高揚させるアルコールが入っている事で、元気になったと勘違いしているのです。

つまり、全く疲労回復になっていないのです。

アメリカでは栄養ドリンクやエナジードリンクの摂取が社会問題となっており、アメリカのFDAでは2013年に栄養ドリンク、エナジードリンクの安全性について調査が開始されました。

栄養ドリンクやエナジードリンクはかえって疲れが増している

先ほども書いたように栄養ドリンク類にはカフェインやアルコールが入っているため、一時的に元気になった気がしますが、実は疲労を隠しているだけで、医学的にはこういったドリンクを多用すると疲労を見過ごすことになると言います。

では疲れたらどうすれば良いのか?

基本的には疲れをためない働き方、生活スタイルにするべきなのです。詳しくは下の記事で解説します。

疲れを科学的に取る方法とは?疲労回復の新成分とは?

世の中には様々な疲れを解消するサプリメントがあります。様々な成分で、色々な理論で説明していますが、実際なにが疲労回復に効くのか、良くわからない所です。

そんな疑問に答えるかのような実験が2003年、大学やメーカーなど18社と総合医科学研究所が産官学連携であるプロジェクトを実施しました。そのプロジェクトでは疲労をみえる化し、疲労が軽減する食成分を探すというものでした。

今回お、この実験のリーダーでもあった梶本修身医師の著書「すべての疲労は脳が原因」を参考にご紹介します。

実験内容

まず、実験では96人の被験者に固定の自転車に4時間こぎ続ける身体作業、または4時間デスクワークする精神作業をやってもらい疲労させます。その後4時間の回復期に疲労の蓄積と回復度合いは測定。

この実験では今まで疲労回復に効果があると言われてきた23種類の成分を検証。

その結果、もっとも疲労回復させた成分が分かりました。それは「イミダゾールジペプチド(イミダペプチド)」でした。

イミダペプチドがどう疲労回復に良いのか

まず疲労とはどうなると起こるのか?それは活性酸素による酸化ストレスです。

実はイミダペプチドには抗酸化作用があるのです。これは結果的に疲労回復に繋がっているのです。

もう少し詳しく言うと、摂取したイミダペプチドはまず小腸で吸収され血中や肝臓で「ヒスチジン」「βアラニン」に分解されます。そして、骨格筋や脳に行き、そこでまたイミダペプチドに再合成されます。もともと骨格筋や脳は疲れやすいので、そこで再合成されたイミダペプチドはその場で抗酸化作用を発揮し、疲労回復につなげていきます。

またこのイミダペプチドが優れている所は抗酸化作用に持続性があるところです。他の抗酸化作用のあるビタミンA,C,Eなどは持続率が無いので、疲労回復という場合、やはりイミダペプチドが有効であると言えます。

イミダペプチドは何に多く含まれているのか?

ずばり、イミダペプチドは鶏の胸肉に多く含まれています。ではどの程度食べれば良いのか?疲労回復と言った場合、1日100gの胸肉を食べると効果があるようです。イミダペプチドはの量としては200㎎です。ただし、胸肉は料理や摂取方法によって体内への吸収が変わるので一定量のイミダペプチドを摂るのは難しいようです。

そこで、サプリメントです。今やイミダペプチド関連のサプリメントやドリンクは色々あるのですが、ここで注目してほしいのは「イミダペプチド確証マーク」です。これが貼ってある物は、1日200㎎の必要量が入っている事を保証しています。

是非参考にしてみてください。

サングラスで疲れを最小限に出来る事が判明。そのメカニズムとは?

疲れというと乳酸による筋肉疲労というイメージがあるかもしれませんが、実はこれは間違いです。疲れの原因のとして活性酸素の影響が今は有力なのです。医師である梶本修身氏は自身の研究でも活性酸素と疲労との関係を研究しており、梶本医師は関連の書籍もいくつは出しておられます。今回梶本医師の発言をもとに有効な疲労対策をご紹介します。

疲労と活性酸素の関わりを証明するものとして、研究で日焼けをするほど紫外線を浴びると疲労がたまる事が既に分かっています。つまり紫外線を浴びると体内で活性酸素が生まれ、それが原因で疲れを生じさせているのです。

つまり、疲れたくない、疲労を回復させたいと言った場合、紫外線対策をするのが大事なのです。

紫外線でこんなに疲れていた

紫外線にはUVA,UVB,UVCの3種類あります。人のところまで届くのはUVAとUVBが殆どです。

UVAは波長が長く、波長が長い程体内に紫外線が浸透しやすいと言われています。このUVAが体内に入ると活性酸素を作り、皮膚の真皮のコラーゲン線維を壊すのでシワにもなってしまいます。

UVBはUVAより波長が短いもの、表皮の細胞核を壊され、メラノサイトが刺激されメラニンが発生し、日焼け状態となります。

UVBは午前10時から午後2時がピークとされていますが、UVAは日中はずっと降り注ぎ曇っていても同じです。またUVAは真冬でも夏の半分ほどですが、降り注いでるので紫外線対策は冬でも必要なのです。

また紫外線は反射、散乱しやすく、いわゆるアスファルトの照り返しでも影響が出ます。

しかし、ここで忘れてはいけないのが、紫外線は目からも入っているという事です。

目から入った紫外線は角膜で炎症を起こし、活性酸素が発生し疲労も溜まります。また紫外線の影響で脳が指令してメラノサイトが活性してメラニンが作られます。つまり直接日焼けをしなくて目から紫外線を浴びるだけでメラニンが作られ日焼け状態になるのです。

紫外線による疲れ対策

疲れが紫外線による活性酸素が関わっていることが分かりましたが、ではどう対策すればいいのか?

通常の日傘が日焼け止めの対策も良いですが、目から入る紫外線を阻止する事が疲れを最小限にしてくれます。

なので、サングラスは必須です。この場合、濃いサングラスではなく、きちんとUVカット加工されているサングラスで、レンズは薄い色がおすすめです。濃い色のサングラスですと瞳孔が開き紫外線の影響を受けやすくなったしまいます。気を付けましょう。

先ほども書いたように紫外線は1年を通してあります。紫外線対策は1年間ずっと必要です。これが疲れを最小限にする方法です。

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