そのサラダ油が脳と体を壊してる

サラダ油がどれだけ悪いのか、どう改善すればいいのか知りたい人におすすめ

そのサラダ油が脳と体を壊してる

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著者:山嶋 哲盛

初版発行:2014年6月

著者:山嶋 哲盛とは

脳科学専門医、医学博士。金沢市生まれ、1975年、金沢大学医学部卒業、1979年、金沢大学大学院医学系研究科修了。1985年、金沢大学医学部附属病院医局長。1990年、金沢大学医学部助教授。現在、金沢大学大学院医薬保健学総合研究科・再生脳外科科長、「海馬と高次脳機能学会」会長、「高峰クラブ」会長。

概要

日常的に当たり前のように摂っているサラダ油が実は脳や体を壊しているとしたらどうしますか?

実はサラダ油の摂り過ぎによって脳や体にダメージを負わせていることが分かりました。

その背景には現代人の食生活のあり方があります。今の日本人の食生活ではサラダ油は勿論の事、パーム油というあまり聞きなれない油、これはメーカーや飲食店が良く使う使う油で、これらの油を多く摂る事で人体の健康に害があることが分かってきました。

しかし、これは油に対する知識や考え方である程度対処する事も可能です。

特に日常よく使うサラダ油はオメガ3とのバランスでその害から体を守る事が出来ます。

毎日の油との向き合い方、正しい摂り方で健康だけでなく、頭の働きまで改善する事が出来るとしたらどうでしょう?

難しい、面倒な健康法よりも、油を見直すだけで、健康な体と脳が手に入ります。そのための知識と方法がこの本にはあります。

あまりにも日常に関わる内容なので、この本を手にしてすぐに、行う事が出います。

また日常の油がどれだけ人体に悪影響を及ぼしているかも実感できる1冊になっています。

外食が多い方も、自炊している方も、是非毎日摂っている油について正しい知識を持ち、正しく対処していきましょう。

目次

第1章 記憶をコントロールする海馬(記憶とは/記憶障害・認知症とアルツハイマー病について ほか)

第2章 街中に溢れる酸化ストレス(酸化とは/活性酸素はなぜできるか? ほか)

第3章 脳に悪い油(サラダ油とは/なぜサラダ油が体に悪いのか ほか)

第4章 昨今の食料油事情(知らぬ間に口にしているパーム油/パーム油の功罪 ほか)

第5章 脳と体に良い油(青魚の脂肪酸は理想的/えごま油(しそ油) ほか)

読みどころ

実は知らぬ間に摂取しているパーム油の危険性とは?
サラダ油が体と脳の健康を壊していたとは?
体に良い油の摂り方とは?

実は知らぬ間に摂取しているパーム油の危険性とは?

パーム油という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、実は日本人が多く摂っている油の1つでもあるのです。

主に、加工食品やお菓子、外食などで無意識のうちに摂取している油のです。

そもそもパーム油とは何かというと、アブラヤシの果肉から抽出した油の事です。ビタミンEやβカロテンは多いが必須脂肪酸が10%しかありません。ビタミンEやβカロテンが多いので油自体が痛みにくく、揚げ物がカラッと揚がるので加工食品向きの油と言えます。

このパーム油は安価で使いやすい油なのでメーカーや飲食店で良く使われるのですが、実は、人体にとって危険性がある事も分かってきています。

そんなパーム油の危険性を脳科学専門医である山嶋医師著の「そのサラダ油が脳と体を壊している」をもとに解説していきたいと思います。

結構食べているパーム油

パーム油は先ほども書いたように聞きなれない油ですが、日本でもかなりの消費量があります。平成20年の日本植物油協会の発表によると、日本人が一番消費している食用油は菜種油で40.2%、次いで大豆油とパーム油が同率で22.7%でした。

かなり消費しているにも関わらず知られていないのは、パーム油はマーガリンやショートニングの原料以外にも、加工食品やビスケットやクッキー、ポテトチップスなどの製菓用に使われることが多いからです。つまり業務用として使われることが多く、知らないうちに摂取していることが殆どです。

2010年の統計では輸入したパーム油の85%の約48万8300万トンが食用として使われおり、国民一人当たり年間に3.83㎏も摂取していることになります。

パーム油の危険性とは?

問題はこれです。パーム油はいったいどのくらい体に悪いものなのでしょうか?

パーム油は非常に口当たりが良いのですが、カロリーが高いので多く食べると肥満や高脂血症の危険性も出てきます。

また大型タンクで同じ油を何度も加熱処理した場合、ヒドロキシノネナールが発生する危険性もあります。

さらにパーム園で除草剤として禁止されている農薬の残留、精製の不備による劣化、トランス脂肪酸の混入などリスクもあります。

実験ではネズミの飲料に菜種油、ラード、パーム油を入れた3グループに分けてみた所、パーム油の飲料のネズミの生存率が悪くなったことが分かりました。

まだ詳しい事が判明していない事が多いのですが、パーム油には健康を害する物質が入っている事は否定できないと言います。

サラダ油が体と脳の健康を壊していたとは?

一般的にサラダ油は動物性脂肪の油よりは健康的だと思っている人が多いのではないでしょうか?しかし、脳科学専門医の山嶋哲盛医師によると普段のサラダ油は体や脳を壊していると言います。今回山嶋医師著の「そのサラダ油が脳と体を壊している」からサラダ油の危険性を解説していきたいと思います。

半世紀前まで日本は動物性脂肪を摂っていましたが、健康に良くないという事で、動物性脂肪を減らし、植物性油であるサラダ油を使うようになりました。

しかし、近年このサラダ油に含まれるリノール酸が健康に良くないというデータが見つかりました。

リノール酸のデメリットとは?

では、リノール酸がどう体に悪いのでしょうか?その理由として2つあります。

炎症を起こしやすくなる

1つはリノール酸は体内で代謝されるとプロスタグランジンやロイコトルエンなどの炎症を引き起こす物質を作ると言われています。具体的には、アトピー、アレルギー、肺炎、ガン、うつ病、気管支炎などです。

また炎症が血管にできれば動脈硬化や血栓を起こしやすくなり、血管疾患を起こしやすくなります。

トランス脂肪酸の問題

もう一つはトランス脂肪酸です。トランス脂肪酸はバターやマーガリンの食用油に多く含まれ、悪玉コレステロールを増やし、心疾患を増やすと言われています。

日本では欧米と比べるとトランス脂肪酸の摂取量は少ないのでそれ程問題はないようです。

しかし、外食などサラダ油を使った料理は多くあるので気をつけたいところです。

安全なのは寿司屋、おでん、焼肉屋、鍋物屋、ステーキハウス、蕎麦屋もてんぷらを食べなければ安心と山嶋医学博士は言います。

体に良い油の摂り方とは?

現代人はサラダ油などのオメガ6系の油を多く摂り過ぎており、健康を害している言われています。

ではどのように油を摂れば健康に良いのでしょうか?そのあたりを脳科学専門医である山嶋哲盛医師著の「そのサラダ油が脳と体を壊してる 」で推奨している理想の油の摂り方を元に解説していきたいと思います。

理想はオメガ3とオメガ6のバランス

簡単にオメガ3とオメガ6について解説したいと思います。

オメガ3とは

オメガ3というのはアジ、イワシ、サンマ、サバなどに服有れるEPA,DHAや、リノレン酸を含む、エゴマ油、しそ油、アマニ油などが有名です。オメガ3は体内では作れないので食事から摂取する事が必要となります。

オメガ3は体内では細胞膜を柔らかくし、細胞に栄養を取り入れやすくし、ゴミを排出しやすくします。

オメガ6とは

オメガ6の代表的な物ははリノール酸で大豆油、キャノーラ油、コーン油、サラダ油があります。

オメガ6は体内では作れないため摂取する必要はありますが、家庭での料理や、外食、中食でもよく使われる油で摂り過ぎていると言われています。

オメガ6は体内では細胞を毒物から守るために、細胞膜を硬くする働きがあります。

オメガ3とオメガ6は4:1が理想

現代人はオメガ6系の油を摂り過ぎていると言われています。つまりオメガ6の代表であるリノール酸を多く摂り過ぎによって、細胞膜が硬くなり、アトピー、アレルギー、肺炎、ガン、うつ病、気管支炎などの症状が起こりやすくなっています。

オメガ3とオメガ6は4:1で摂るのが理想です。これは意識してオメガ3を摂るようにしないと、中々理想の比率で摂る事は難しいので、今日から自分が摂取している油を見直して、オメガ3を意識して摂るようにしましょう。

脳と体に良い油とは
エゴマ油

エゴマはシソ科の草で、エゴマの実には体に良いαリノレン酸が多く含まれています。

エゴマ油には焙煎タイプと生搾りタイプがあります。

焙煎タイプは、えごま種子を100数十回焙煎して、圧搾機で搾って瓶詰めしたものです。シソの香りがします。ゴマ油やラー油感覚で使うと良いです。さっぱりした油なのでそのまま食品にかけて食べる事が出来ます。

生搾りタイプは、生のえごま種子を圧搾機で搾って瓶詰めしたものです。

カルパッチョ、野菜ドレッシング、マヨネーズ作り、サーモンや白身魚に合います。

アマニ油

カナダや北海道で栽培している亜麻の種子から取れる油です。亜麻の種子を低温圧搾法で作られたのがアマニ油です。

加熱すると酸化しやすくなるので、トーストや冷奴、納豆、またはドレッシングを作ったりとそのまま食べるような使い方がベストです。

花粉症やアレルギー、アトピーの人は毎朝小さじ1~2杯のアマニ油を2,3か月続けると効果的です。

他にも

エクストラバージンオリーブオイルに含まれる「オレオカンタール」は炎症を抑え、神経細胞の伝達を良くし、抗酸化作用もあります。

米ぬか油は更年期障害の女性やコレステロール値を下げるのに有効です。加熱調理にも向くので色々な料理に使えます。

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