糖質がダイエットだけでなく生活習慣病にどれだけ悪いか分かります

まず白米をやめなさい

まず白米をやめなさい の要約


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著者:溝口徹

初版発行:2015年3月

著者:溝口徹とは

新宿溝口クリニック院長。神奈川県生まれ。福島県立医科大学卒業後、横浜市立大学附属病院、国立循環器病研究センター勤務を経て、神奈川県藤沢市に溝口クリニック(現・辻堂クリニック)を開設。痛みを専門に扱うペインクリニックを中心に、広く内科系疾患の診療にも従事。2000年から一般診療に分子栄養学的アプローチを応用し始め、治療が困難な疾患に対する栄養療法を実践し多くの改善症例を持つ。2003年、日本初の栄養療法専門クリニック『新宿溝口クリニック』を開設

概要

日常生活で良くある症状で、

・最近太りやすい

・食後、凄く眠くて我慢できない

・体がだるい、重い、やる気が出ない

・年々花粉症がひどくなっている

などの症状がある場合、年齢や疲れのせいにしていませんか?実はこれ、糖質の摂り過ぎによって起こっていると言っても過言ではないと発言しているのが新宿溝口クリニックに院長 溝口徹医師。

糖質を制限すれば、これらの症状は改善すると言います。

また生活習慣病においても、実は糖質が深くかかわっており、糖質の制限によってリスクを回避できると言います。

溝口医師曰く、現代人は糖質でお腹いっぱいにして、ビタミンミネラルが足りていない言います。

本書では単に糖質を制限するのではなく、体の仕組みを理解した上で、どのように制限すればいいのか、それがどのような効果があるのかが良くわかります。

糖質が引き金になって、様々な病気の元凶になっていることが理解して頂ける1冊となっています。

炭水化物などの糖質を今一度理解し、どのように制限していけば健康になれるのかが、非常に分かりやすく解説してある本です。

まさに現代人こそ読むべき健康本の1つではないかと思います。

目次

1章 白米、甘いもの、ビールー本当は恐ろしい「糖質」の話(そのおいしいが「老化」と「不健康」のもと/「糖質制限でカロリー不足」にご注意を ほか)

2章 世界一、簡単で効果的な糖質制限健康法(今日から食事を変えれば、体はみるみる変わっていく!/なぜ、「糖質は必要ない」といいきれるのか? ほか)

3章 「生活習慣病」「ガン」「アレルギー」「アトピー」「認知症」は、これで治る、予防できる!(糖質制限で免疫力が高まる!/不安感もイライラもうつ症状もなくなる! ほか)

4章 今日からこれを食べなさい!(糖質切れのイライラさえ乗り越えれば大丈夫/目安は「今の倍量の肉・魚」を食べること ほか)

5章 人生が変わる!糖質制限健康法(糖質制限とサプリで不安感が解消、社会復帰まで/大腸からリンパ節、肝臓へと転移していたガンが縮小、消失! ほか)

読みどころ

ガンで苦しまない方法。ポイントは糖質にあった
白米より炒飯の方が血糖値が上がりにくい?!
すべての生活習慣病は糖質制限で予防できる

ガンで苦しまない方法。ポイントは糖質にあった

栄養状態が良くできているか否かで、特にはっきりと明暗が分かれるのがガンかもしれないと、述べているのが新宿溝口クリニックの院長、溝口徹医師です。

がん患者に良く見られる症状でやせ細っていくというのがあります。これには理由が2つあります。ここからは溝口徹医師の見解をもとに解説していきます。

1つはがん細胞がタンパク質を食べている

もう一つはガン細胞がグルコースをエネルギー源にしている

この1つです。

まずガン細胞がタンパク質を食べているという点ですが、これは少し誤解があります。ガン細胞が食べているタンパク質は血中のタンパク質であった、食べ物のタンパク質とは違うのです。なのでガンになったからといって、ガンに栄養を与えないようにタンパク質を控えるのは間違っているという事です。

人間が動物性タンパク質を食べたところで、ガン細胞が食べるタンパク質には関係ないのです。むしろ、人間が動物性タンパク質を控える事で、自らの筋肉を削り、血中にタンパク質を送るようになり、痩せてしまうという事になるのです。まさに悪循環が生まれています。

また、ガン細胞がグルコースをエネルギー源にしているという点ですが、これはガン細胞がグルコースを得るために、糖新生を刺激し大量のグルコースを得ようとします。

すると糖新生のサイクルにおいて筋肉のアミノ酸を材料としてグルコースを作るため、筋肉がやせ細っていきます。

この2つの理由によってガン患者は痩せていきます。

ガン患者こそタンパク質の摂取と糖質制限が必要

ガン患者はタンパク質の制限をされることが多いようですが、実はガン細胞が食べるタンパク質と人間が食べるタンパク質は違います。なのでむしろガン患者は体力のためにもタンパク質を摂る事が必要だと溝口医師は言います。

もう一つ、ガン患者がするべきことは糖質制限です。ガン細胞がグルコースをエネルギー源にしているので、糖質を控えるのがセオリーです。

人間の場合も糖質はエネルギー源ですが、人間は糖質以外にも脂質をエネルギー源にする事が出来ます。

なので糖質制限をしてガン細胞のエネルギー源を減らすことが出来ます。

ガンと正しく戦う事が出来るでしょう。

白米より炒飯の方が血糖値が上がりにくい?!血糖値がありにくい食べ方とは

糖質である炭水化物などだけで食べると、当然血糖値は急上昇します。

しかし、同じ炭水化物でも脂質と一緒に摂る事で血糖値の上昇を緩やかにする事が出来ます。

これは近年野菜を最初に食べてからの方が血糖値が急上昇しにくくなるのと同じで、糖質より先に脂質、もしくは、糖質と脂質を一緒に摂ることが血糖値を考えた場合有効であるということです。

たったこれだけの事で血糖値の上昇を緩やかにできるという事実があります。

つまり同じご飯でも白米で食べるより、炒飯にして糖質を脂質でコーティングする事で血糖値の急上昇を防ぐ事が出来るのです。

脂質と言うとどうしても、太るイメージがありますが、脂質をうまく利用して食す事で健康に大きな影響がある事はすでに多くの研究で分かっています。

その最たるものが地中海料理です。

何故、地中海料理が良いのか?

地中海料理に最初に注目したのは精神科医でした。これは、地中海料理を食べている人たちは、うつ病の発症が5%未満の非常に低い数値で、自殺率も低い事に注目したことからでした。

この理由として、地中海料理は青魚、野菜、果物、ナッツを良く食べているのと、同時に良い油を一緒に摂っている事が原因ではないかと考えられています。

これは、別の言い方をすると、健康のたえに脂質を抑えるのではなく、糖質を制限し、脂質を正しく摂るという事がポイントだと言えます。

そうする事で血糖値も安定し、心身ともの健康になると言われています。

正しい脂質のとり方とは?

油は摂るべき油と、避けた方が良い油があります。また通常の食生活で摂り過ぎ傾向にある油もあります。

その辺を踏まえて、積極的に取るべき油を解説していきます。

積極的に取るべき油はオメガ3系とオメガ9系の油です。これらは通常の食生活からは中々摂取できず足りていない油です。

逆にオメガ6は様々な食材に含まれていたり、調理で使う油もオメガ6系が多いので、どうしても過剰摂取になりがちになります。しかも、オメガ6は酸化しやすいので、体にとって有害になります。

対策としては、オメガ6系の油の代わりに、酸化しにくいラードを使うのも手です。

では、積極的に摂りたい油に戻ります。

まずオメガ3(αリノレン酸)ですが、これはイワシ、サンマなどの青魚、もしくはアマニ油、エゴマ油がおすすめです。しかし、熱に弱いのでアマニ油やエゴマ油はドレッシング感覚でかけて食べる事をお勧めします。

オメガ9(オレイン酸)はオリーブオイルやキャノーラ油です。ちなみにオレイン酸の含有量が多いキャノーラ油は熱に強いので調理に向いています。

すべての生活習慣病は糖質制限で予防できる

生活習慣病の原因がすべて糖質だと述べているのは新宿溝口クリニックの溝口院長。

いったいどういう事なのでしょうか?

まず生活習慣病の元をたどるとすべて内臓脂肪、つまりメタボにつながります。

内臓脂肪と言うと脂質も関係してくると思うかもしれませんが、今は脂質よりも糖質を制限した方が効果的だという考えになっています。

糖質がどう生活習慣病に関わるのか?

糖質がなんとなく生活習慣病に良くない事は分かっても、実際どう悪いのか簡単に説明していきます。

まず内臓脂肪がつくと、サイトカインというタンパク質の一種が肝臓に流れ込み、脂肪肝を作ります。

すると肝臓は食材由来の糖を処理できず、血糖値が上がりインスリンが過剰分泌されます。

インスリンは糖を脂肪に換えて内臓脂肪とするので、

内臓脂肪→脂肪肝→高血糖→内臓脂肪

このような流れで内臓脂肪がつきやすくなります。

この状態でインスリンが過剰分泌され続けると、すい臓が疲れてインスリンが低下し、今度は高血糖状態が続き、糖尿病へ繋がっていきます。

他にも内臓脂肪が付くと、高中性脂肪血症、動脈硬化、高血圧などいわゆる生活習慣病になりやすくなります。

また動脈硬化が心臓近くで起きると心筋梗塞、脳の近くであれば脳卒中になります。

このようにすべては内臓脂肪からはじまり、生活習慣病へと発展していくという事です。

つまり内臓脂肪さえつかなければ、生活習慣病の予防に大きい効果が期待できます。

有効な糖質制限方法とは?

糖質というのは1つのエネルギー源です。まったく糖質を摂らないというのは危険です。

あくまで摂り過ぎが良くないのです。

ここで糖質を抑えて、糖質の変わるエネルギー源を使う事が有効です。

そこで先ほどの溝口医師が提唱している方法をご教授します。

糖質の代わりのエネルギー源として注目されているのが「ケトン体」です。

ケトン体は脂質が変換されたもので、糖質より脂質を摂ることで、体内で糖質からエネルギーを作る仕組みから脂質つまりケトン体からエネルギーを作る仕組みをにシフトしていけば良いという事です。

脂質を取るにも、いろいろな脂質がありますが、もっとも理想的なのが中鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸は肥満になりにくく、全身のエネルギー源として利用されやすい利点があります。

では中鎖脂肪酸を多く含む食品とは?それはココナッツオイルです。

ケトン体にはガン細胞抑制効果もあると言われています。

糖質を控えてケトン体をうまく利用する事で、生活習慣病予防の元凶から改善していきましょう。

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