「それ」をやめれば、健康になる

健康になりたいが色々な健康法が続かない人におすすめ

「それ」をやめれば、健康になる

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著者:岡本裕

初版発行:2012年8月

著者:岡本裕氏とは

大阪大学医学部、大学院卒の医学博士。大阪大学で悪性腫瘍の臨床研究に携わる。

95年に阪神淡路大震災をきっかけに仲間と「21世紀の医療、医学を考える会」を発足。2001年から「eクリニック」を立ち上げ、医師が本音で答えるサイトを立ち上げています。

概要

健康の為に何かをはじめるというのは決して簡単な事ではなく、続かなかったりもします。
そこで本書の著者である岡本裕氏仕事柄、元気な老人やガンサバイバーと接する事が多く、その中で気付いたことがあるそうです。
それが健康の為に「何かをはじめる」のではなく、健康の為に「何かをやめる」事です。

これは推測ではなく、実際に効果がある捨てるべき10の習慣を本書では紹介しています。
何かをはじめる健康法よりは、何かをしない方が敷居が低いですし、続けられる可能性も高いでしょう。

この本に書かれている悪い習慣をやめるだけで健康度が飛躍的に伸びると言います。

ただ、大事なのはただ悪い習慣をやめるだけでなく、それがどうして悪いのか、その理屈を理解した上で行う事で続ける事にも繋がりますし、効果もアップするでしょう。

今回、その中で特に注目の健康法を3つご紹介します。

なにも難しい事はないものばかりです。それでいて健康に良い訳ですから是非一読してほしい書籍です。

目次

第1章 スポーツをやめる

第2章 薬をのまない

第3章 動物性タンパク質は摂らない

第4章 食べない

第5章 いい人にならない

第6章 医者を過信しない

第7章 エスカレーターには乗らない

第8章 一人にならない

第9章 働かない

第10章 夜更かしをしない

読みどころ

長生きには動物性タンパク質は摂らない方がいい?
長生きには食べない事?!少食のメリットとは?
健康の為に走るのは体に悪い?!ジョギングに潜む体への危険とは

長生きには動物性タンパク質は摂らない方がいい?

動物性タンパク質と言うと、良質なタンパク質で、体に良いので健康になれるというイメージがあります。その証拠に学校給食でも牛乳と肉というのは栄養があるものとして使われています。

しかし、本当にそうなのでしょうか?岡本裕医師の「それをやめれば、健康になる」にその答えがありましたのでご紹介しようと思います。

肉と牛乳は体にとって良いタンパク質なのか?

まず動物性タンパク質は、人間の必須アミノ酸の組成に似ている事から、アミノ酸の摂取には非常に優れたタンパク源となります。

確かにタンパク質を摂取するには動物性タンパク質は効率的かもしれません。

例えば、乳幼児でいうと成長期にあるので成長を促す牛乳は体に良いものだとも言えます。細胞分裂を促し、細胞が増える事は成長過程では必要です。

しかし、大人はどうでしょうか?大人はもう成長する必要がありません。細胞分裂を促して成長する必要はないどころか、むしろ細胞分裂がうまく行かなかったときのリスクの方が怖いのです。

細胞分裂がうまく行かないと、それはガンに繋がる可能性があります。

また、牛乳は動物性タンパク質を長く研究してきたキャンベル博士によると、カゼインというタンパク質が含まれており、キャンベル博士曰はく「カゼインは最も強力な化学的発がん性物質だ」という程、リスクのある物なのです。

1例として、日本の牛乳、乳製品の摂取量は1950年代と比べて20倍以上に増えています。それに比例し乳がん死は7.5倍に、前立腺がん死は111.6倍に増えているいます。

牛乳と肉が良質なタンパク質で健康に良いというのは安易に考えるべきではないと感じます。

肉食とガンとの関係

日本ではガン患者が増えた理由を、寿命が延びたからだという風に説明されていますが、これには疑問があります。なぜならガンの低年齢化の説明がつかないからです。

牛乳に含まれるインスリン様成長因子1(IGF-1)やプロラクチンは乳がん細胞や卵巣がん細胞を増殖させると言われています。

これど同様に動物性タンパク質の摂取量と乳がん、前立腺がんの増加は符合しています。

他のガンもIGF-1などのホルモンがガンと関わりがあると考えられています。

長生きには食べない事?!少食のメリットとは?

健康でいるためには、少食が良いと言われていますが、これについて岡本裕医師は、食べない方が長生きできると極端ではありますが、食べない事のメリットを著書「それをやめれば、健康になる」で述べているので、ご紹介したいと思います。

まず大前提として様々な研究でもカロリー制限は健康に良いというデータは数多くあります。こういった研究からカロリーを今よりも30%制限した方が長生できると考えられています。

この本で紹介されている理想の摂取カロリーの計算方法があるのでそれをご紹介します。

1日の摂取カロリー=25×標準体重(身長-110)

上記の計算式が1日の理想の摂取カロリーです。

例えば身長170センチの標準体重は60㎏です。なので60×25=1500キロカロリーが1日の摂取カロリーになります。どうでしょうか?かなり少ないと感じられます。

おそれく現代人はこの計算方式だと多くの人がカロリーオーバーでしょう。なので、健康のためには少食を目指すことが必然的に必要となります。

ズバリ体重が減るとどのようなメリットがあるのか?

では実際にカロリー制限をして体重が減ると体にはどのようなメリットがあるのか?

岡本医師曰く、体重が減る、つまり肥満を解消するだけで不定愁訴が改善すると言います。不定愁訴とは、頭痛、肩こり、腰痛、イライラ、不眠、便秘、高血圧等々の検査をしても特に特定できない自覚症状のある症状の事を言いますが、こういった症状が減量する事で改善すると言います。

岡本医師のデータによると減量する事でリンパ球の数は増え、不定愁訴が激減したという事です。

これはある老人ホームでカロリー摂取制限によって減量したことで不定愁訴が激減したそうです。老人はなんらかの慢性疾患をかかえていますが、そういった症状も減量によって改善する事があると言います。

多くのデータから見る限り腹七分にして小食にすることで長生きする事はほぼ確実と岡本医師は言います。

どうやって少食にすればいいのか?

では小食にしようとしても、中々そう簡単にできる事ではありません。現代は簡単に食べ物は手に入りますし、誘惑も沢山あります。相当硬い意志がないと難しいでしょう。

そこで、小食にするためのコツをいくつかご紹介しましょう。

毎日体重を測る

簡単に出来るのがまず体重を毎日測る事です。体重を測る事で、数値目標ができ、達成感も味わえるメリットがあります。また実際食しているカロリーを計算するのは難しいですが、体重の増減を把握する方が現実的で効果的だと言います。

体重を気を付ける事で、食事の摂取量も結果的に意識できるので、体重測定は小食にするには有効と言えるでしょう。

プチ断食

プチ断食によって、空腹に至るまで食べないという事をすることで、無駄に食べたりすることが減ります。

断食はそれこそ、週に1日1食だけ減らす程度からでも充分だと言います。

断食は一度やってみるとそれほど、苦痛ではありません。むしろ普段いかに無駄に食べているか気づかされることもあります。自分の食生活を見直すきっかけとして断食するのも良いかもしれません。

少食でも特に摂るべき食べ物は?

小食と言っても体には栄養が必要です。では、どのようなものを気を付けて食べる事が重要なのでしょうか?

そのポイントはフィトケミカルにあります。

フィトケミカルは植物などに含まれる栄養素の総称ですが、これは植物が生命維持しるために必要な栄養素と言われています。

植物を食べる場合ビタミンミネラル、食物繊維などを摂取する事ができますが、それ以上にこのフィトケミカルは我々にとって重要な栄養素ではないかと言われているほどです。

最近はフィトケミカルいるのサプリメントもあるほどフィトケミカルの効果は多くの効果が期待されます。

食事を制限すると同時に、野菜を中心にフィトケミカルの摂取を心がける事が健康的な長生きのポイントとなるでしょう。

健康の為に走るのは体に悪い?!ジョギングに潜む体への危険とは

健康の為にジョギングなどしている人が多いと思いますが、岡本裕医師によると走る事は病気や老化を促進すると言います。

今回、岡本裕著の「それをやめれば、健康になる」から、特に走る事のデメリット、走らない事のメリットのポイントをご紹介します。

走る事による体へのデメリットとは?

健康の為に運動をする場合、多くの人は走る事を考えます。つまり、走る事(ジョギング)をすれば健康になれると考える人が多いと言えます。

しかし、走る事で多くの人が亡くなっているのも事実です。亡くなるところまでいかないまでも、体を壊す人も含めれば年間数万の人がいるとも言われています。

そう考えると健康の為に走るというのは、安易にするものではありません。

しかし、歩く事は体には良いと言えます。事実歩いて亡くなったと言う話は聞きません。

そもそも「歩く」のと「走る」のは似たような運動のようで全く違う運動だと言うのです。

その違いは自律神経の働きにあると言います。

筆者曰はく

“走る”と”歩く”とでは、この自律神経がまったく正反対の働きをしてしまうのです。

引用:「それ」をやめれば、健康になる

自律神経が乱れるには交感神経と副交感神経の働きがポイントとなります。

これは後程解説します。

そもそも自律神経とは?

自律神経とは自分の意志とは関係なく、生命維持する上で欠かせない働きを、神経自ら働きかけている神経と言えます。

生命維持に欠かせない働きとは、呼吸や体温調整、心臓の働きなど意識しなくても生きるために働き続ける必要のあるものです。

つまり自律神経に問題が起こると、病気だけでなく、命そのものに関わる可能性があります。

走ると自律神経が乱れる

そこで、もう一度走るという事を考えてみましょう。走るとは、いわゆる体が活発になろうと働く事、つまり交感神経が働くのです。

例えば急にジョギングなど始めたりすると、体を動かすために交感神経が急激に働き、それにより自律神経の乱れに繋がりやすくなるのです。

その自律神経の乱れが、体に様々な悪影響を与える事が考えられます。

これは健康どころではなく、命を落としかねない程のリスクが潜んでいるので是非、自律神経の乱れによるリスクを覚えてもらえたらと思います。

自律神経が乱れると

健康の為に急にジョギングなどをはじめると、体は急に活発モードである交感神経が働き、体には大きな負担となります。

本来であれば徐々に交感神経を働かせるのが理想であり、その方が体は動くはずです。

この急激な交感神経の働きは、心臓はびっくりして、脈が乱れ(不整脈)、心臓への酸素不足、栄養不足から心臓の収縮がうまく機能せず、ノッキング状態に陥る可能性が考えられます。これは稀なパターンではないようです。

そうなると、考えられる症状は心筋梗塞、脳梗塞、くも膜下出血など命に関わる病気に直面しやすくなります。

健康のためには歩くのがベスト

健康のためなら、体の機能を考慮すると歩くのが良いようです。

歩く事でNK細胞や免疫力があがるデータは多くあります。また歩く事はリラックス状態である副交感神経が優位に働き、血行も良くなり、脳も活性化するという至れり尽くせりです。

筆者である岡本氏が勧める1日の理想的な歩数は5000~6000歩です。これは日常の室内での移動歩数もカウントして良いそうなので、やれそうな歩数ですね。

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