なにをどれだけ食べたらよいか。

食品から病院まで真の健康情報を知りたい人におすすめ

なにをどれだけ食べたらよいか。

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著者:柴田博

初版発行:2014年5月

著者:柴田博氏とは

1937年生まれ、北海道大学医学部卒業。人間総合科学大学保健医療学部長・大学院教授。医学博士。

日本応用老年学会理事長をはじめ7つの学会役員を務めています。

概要

誰しも健やかで長生きをしたいと願っている人が多いかと思いますが、そういった事に付け込んだインチキな情報、インチキな健康法などが一般に出回っています。

これだけ科学が進んだ世の中でも非科学的な情報があたかも本当のように出回り、科学的根拠、エビデンスがある物が非科学的なものとして扱われるなど不条理な事が起こっているのが日本だと言えます。

こういったどれが本当でウソなのかを示したのが本書「なにをどれだけ食べたらよいか。」です。

第一章では一般的に言われている健康基準の間違いを指摘しています。ここだけでもかなり今まで思い込んでいたものが実は違っていたと思い知らされることが多々あります。

第二章では死ぬまで元気でいるための食生活のあり方を説明しています。特に低栄養素を予防する内容は現代人にこそ読むべき内容だと感じます。

他にも良い医者の正しいかかり方は良い医者と悪い医者の見分け方を教えています。これは非常に分かりやすく、すぐにでも活用できる内容なのでお勧めです。

特に年配の方で健康に気を付けている人は読んでみると、今自分がやっている健康法は良いものなのか、また何をすればいいのかが分かるかもしれません。真の健康常識を知るには非常に参考になる1冊です。

目次

第1章 「健康基準」にダマされるな(日本人の「低栄養化」が進んでいる/カロリー制限しても長生きできない ほか)

第2章 死ぬまで元気の「食生活」(低栄養を予防するための14の掟/植物性脂肪ばかり摂ると老化が進む ほか)

第3章 「高齢者」の本当(高齢化率が上昇しても社会は変わらない/65歳は「高齢者」ではない ほか)

第4章 医者の正しいかかり方(「メタボです」といわれても気にするな/むやみに「ガン検診」を受けるな ほか)

第5章 楽しく老いる生活のコツ(アンチエイジングよりも「ウィズエイジング」/「味覚」は加齢により発達する ほか)

読みどころ

医者選びに失敗しない、良い医者の見極め方ご紹介
死ぬまで元気でいるための食生活3つのポイントとは?

医者選びに失敗しない、良い医者の見極め方ご紹介

よく良い医者だとか、悪い医者だとか言いますが、良い医者の定義は何でしょうか?

まず、体調を崩した時、体調が悪い時にいきなり大学病院など大きな病院に行く人はいないと思います。最初はかかりつけ医か、町医者に診てもらう事が最初だと思います。

この段階での診断が後々に響いてくるので、今回は日本応用老年学会理事長である、柴田博医師が推奨する身近な医者、かかりつけ医の良い見分け方をご紹介します。

良い医者の条件

①患者に決定権を与えてくれる医者

これは医者が病状や治療法に関してきちんと説明し、治療法に関して複数の選択肢があり、それぞれメリット、デメリットがあることを伝えた上で、患者に選択の決定権を尊重する、つまりインフォームドコンセントが出来る医師の事です。

昔は医師が患者の意思を尊重せず治療法を一方的決定しまうようなパターナリズムな傾向がありました。

現在は生活習慣病などは医師による治療だけでなく生活改善も治療として必要な場合がある事からパターナリズムなやり方をする医師は良い医者だとは言えません。

②別の専門医を紹介できる医者

病状によって別の専門医を紹介出来るだけの幅広い知識と人的ネットワークを持っている事も良い医師と言えます。これはセカンドオピニオンが出来るかどうかにも繋がっていきます。

医者の中には患者を取られまいと他の医者を紹介しなかったり、セカンドオピニオンを嫌がる医師もいると言います。

常に最善の治療が出来るように専門医の紹介やセカンドオピニオンにも積極的であることは重要なポイントです。

③治療の事だけでなく生活サポート案も出来る医者

高齢者によっては生活に不自由が出てきた時に、年齢によるものであっても病気のせいだと思ってしまう人が居ます。そういう方が病院へ行ったとき、医師がどう対応するかがポイントです。

悪い医者は病気ではないと告げて終わったり、様子をみましょうと言って終わる医者です。医療行為が必要でない場合でも、患者の悩みの内容を考慮して、介護保険で受けられるサービスで改善できる事があります。

つまり良い医者は、医療保険外の事も提案できるかどうかです。

高齢者の悩みの中には、介護保険でサポートできる事もあります。自治体にもよりますが独自の支援サービスなどを展開していたり、それらを活用することで高齢者の悩みを改善する事が出来ます。

医療行為だけの提案をするだけが医師の仕事ではなく、医療以外の支援サポートなどの提案が出来るか、それだけの情報力があるかどうかも良い医者の条件です。

死ぬまで元気でいるための食生活3つのポイントとは?

人間総合科学大学の柴田博医学博士は、日本にはインチキな健康法が蔓延しており、また食生活も戦後よりもカロリー摂取が低くなっている現実から、健康基準に騙されている人が多いと指摘しています。

今回柴田医師著の「なにをどれだけ食べたらよいか。」で推奨している死ぬまで元気でいるための食生活の3つのポイントをご紹介します。

実は悪いと思っていた事、良いと思っていたことが間違っていたことに気付くかもしれません。是非参考にしてみてください。

低栄養を予防する14ヶ条

実は現代は若者の低栄養が深刻化し、低栄養によって病気になっていることが多くあるそうです。

ここでは神田医師が推奨する低栄養を予防する14ヶ条をご紹介します

  1. 三食のバランスを良く摂る
  2. 動物性たんぱく質を十分摂る
  3. 魚と肉の摂取割合は1:1
  4. 様々な種類の肉を食べる
  5. 油脂類を十分摂取する
  6. 牛乳を毎日飲む
  7. 緑黄色野菜や根野菜など多種類の野菜を食べる。火を通して量を食べられるようにする。果物も摂る
  8. 食欲がない時はおかずを先に食べて、ご飯は残す
  9. 調理法、保存法を習熟する
  10. 酢、香辛料、香り野菜を十分に摂る
  11. 和風、中華、洋風など様々な料理を取り入れる
  12. 供食の機会を豊富に摂るようにする
  13. かむ力を維持するために義歯は定期的にメンテナンスする
  14. 健康情報を積極的に取り入れる

以上です。実はこの14ヶ条には3つの目的があります。

1つは決まったものばかりでなく、様々なものを食す事で、食品が持つリスクを分散する事が出来る。食べ物には添加物や農薬、海の物にも水銀が入っていたりとリスクがそ存在します。食品の多様化でそのリスクを分散させることが出来ます。

2つ目は、美味しさを味わう事で神経伝達物質に生成も増え、心身が活発化します。

3つ目は、免疫力や恒常性に関わる微量の栄養機能をはたしている事です。つまりトクホのようなものです。こういった食品を活用する事で微量の栄養を摂取する事が出来ます。

要はバランスよく食べる事が重要です。体に良いとか悪いとかで偏った食べ方になるのが良くありません。

植物性脂質場からだと老化が進む

動物性脂肪は体に悪いというイメージがありますが、体にとっては動物性脂肪も役割はあります。摂り過ぎが良くないのです。

逆に植物性脂肪が良さそうだからと摂り過ぎると、こちらも健康リスクはあります。

そもそも脂肪は体にっとってどのような働きがあるのでしょうか?

脂肪はエネルギー源となるので摂る必要はあるのですが、脂肪も種類があります。それによって働きが違うのでまずその違いを知りましょう。

  1. 飽和脂肪酸・・・乳類、肉類に多く、常温で固まります。代謝の過程で酸化物を作りにくい性質がありますが、摂り過ぎは肥満に繋がります。
  2. 一価不飽和脂肪酸・・・オリーブオイルや肉類に多い・・・酸化物を作りにくく、動脈硬化予防になります。
  3. 多価不飽和脂肪酸・・・植物性の油や魚介類に多い。血液を固まりにくくするものの、酸化しやすいので、過剰摂取すると老化や、ガンのリスクが高まります。

このように脂肪にはそれぞれ役割があります。この3つの脂肪酸は同じ割合で摂るのが理想です。

植物性が体に良いからと偏って摂ると、感染症、ガン、アレルギーのリスクが高まります。

長生きには脂肪と肉を摂る

日本人は乳類や肉類に多い飽和脂肪酸が不足しがちと言われています。ある論文でも日本人は飽和脂肪酸を多く摂った方が脳卒中、動脈硬化症による心疾患の死亡率が低くなることが分かりました。

日本人はカロリーやコレステロールを嫌いう傾向がありますが、まずは必要な分の飽和脂肪酸は摂るべきでしょう。そうする事で、循環器疾患の死亡率は低下するでしょう。逆に飽和脂肪酸を避けている人は炭水化物を多く摂る傾向にあるので、こちらも良くありません。

乳類や肉類を避ける前に、必要な分は摂るようにしましょう。日本人の体には必要な脂肪酸です。

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