老けたくないなら「AGE」を減らしなさい

本当に老化を防ぎたい人におすすめ

老けたくないなら「AGE」を減らしなさい

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著者:牧田善二

初版発行:2012年5月

著者:牧田善二とは
1979年北海道大学医学部卒業。糖尿病専門医。地域医療に従事した後、渡米し、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。
1996年より北海道大学医学部講師。
2000年より久留米大学医学部教授。
2003年より糖尿病をはじめとする生活習慣病治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座に開設し、延べ10万人以上の患者を診ている。

概要

昨今の長寿化は、先進諸国に見られる現象ですが、そこで注目されるのが病気をせず健康的に、それでいて心身ともに若くいられることです。
そのためにはアンチエイジング医学が必要です。
本書では今まで注目されてこなかった老化原因物質について取り上げています。
それが「AGE」です。
AGEとは(Advanced Glycation End Products)の頭文字をとったもので、日本語では「終末糖化産物」と訳されます。

AGEの研究は2000年代に入り進み、その仕組みが徐々に明らかになってきました。
老化に限らず、心臓病、生活習慣病、骨粗鬆症、認知症などまさに様々な事に関わってきます。

AGEは日常生活のある事で発生しやすいのですが、ちょっとした習慣でAGEの害から守る事も出来ます。
現代のアンチエイジングの考えはこの「AGE」から身を守る事と言ってもの過言ではありません。

本書は「AGE」のリスクや改善策など詳しく書かれております。

アンチエイジングをするにはまずは一読はしたい本です。

目次

第1章 AGEとは何か?
第2章 AGEを防ぐ食生活1 食品からAGEを摂らない
第3章 AGEを防ぐ食生活2 ビタミンBとカテキンを摂る
第4章 AGEを防ぐ食生活3 糖質を制限する
第5章 AGEを防ぐ3つの生活習慣
第6章 アンチAGEで肌をいつまでも若々しく保つ
第7章 アンチAGEで糖尿病の合併症を防ぐ

読みどころ

老けたくないなら、老化最大の原因「糖化」を知ろう
老化の最大の原因「AGE」を減らす3つの生活習慣とは?
肌の老化最大の原因「AGE」対策で若々しい肌にするには?

老けたくないなら、老化最大の原因「糖化」を知ろう

今まで老化を促進させるものと言えば「酸化」でした。いわゆる活性酸素です。

しかし、今はこの「酸化」よりも老化をすすめるといわれているものがあります。それが「糖化」です。

糖化とはタンパク質と糖質が結びつく反応により、タンパク質が劣化する事を言います。

さらにこの劣化したタンパク質、つまり糖化したタンパク質から「AGE」という悪玉物質が大量に作られます。この「AGE」こそが老化させる最大の原因だとされています。

人間は水分と脂肪分を除けばほとんどタンパク質です。つまり糖化によりタンパク質が劣化し、AGEが大量に作られれば、老化の影響は絶大です。

糖化により発生したAGEが老化に大きな影響力がある事がイメージできたでしょうか?

老化対策する上で、このAGEの知識は避けられません。今回、牧田善二医師が「老けたくないなら「AGE」を減らしなさい」で解説されている意見をもとにAGEについてご説明していきます。

AGEはどうやって生まれるのか?

AGEは発見したのはフランスの化学者で物理学者のルイ・カミーユ・メラール氏です。

タンパク質と糖質を一緒に加熱すると褐色になる現象があります。例えば、パンやご飯を加熱すると褐色になりますよね。これをメイラード反応といいますが、これは発見したメラール氏の名前から来ています。

このメイラード反応により、AGEが大量に発生します。

このAGEはただの焦げではなく、タンパク質と糖質を一緒に加熱した際に褐色になった場合に発生します。

いかに日常生活でAGEというもの身近であるのかがお分かりいただけましたでしょうか?

AGEは実際どのように体に悪影響なのか?

AGEは体内ではさまざまな悪影響を及ぼします。

例えば、タンパク質を攻撃する、コラーゲン線維を攻撃し肌のハリや弾力が失われる、血管を老化させる、ガンのリスクを高める、骨の老化を促進させる、白内障を進める、アルツハイマー病を進めるなど本当にさまざまです。

人間がタンパク質でできている以上、このAGEによる悪影響は避けることは出来ません。

老化の最大の原因「AGE」を減らす3つの生活習慣とは?

老化の最大の原因であるAGE。AGEはタンパク質と糖質が結合し劣化する糖化という現象によって作られるAGEという物質が一番の老化を促進する原因だと考えられています。

このAGEは日常の食べ物などから発生しやすく対策が必要です。しかし、AGE自体まだ認知度も低いですし、どう対処していいか分からない人も多いと思います。

そこで今回、牧田善二医師著の「老けたくないなら「AGE」を減らしなさい」で紹介されている日常生活でできるAGEを減らす3つの方法をご紹介します。簡単で効果のあるものをピックアップしてご紹介します。

AGEを減らす3つの生活習慣

AGEを増やさない方法のポイントはいかに血糖を高めず、低下させるかという事です。日常でできる方法を3つご紹介します。

食後直ぐに歩いて血糖値を下げる

食後すぐに歩く事は、食後の高血糖から生じるAGEを減らす事が出来るからです。はやり食後は血糖値が上がり、インスリンが分泌され血糖値は下がるもののその働きがうまく行かない場合、血糖値が高い状態になりAGEの発生に繋がります。なので食後すぐに約20分程度のウォーキングが理想です。できれば少し早歩き程度が良いようです。

また夕飯後、歩く事で、翌朝の血糖値も正常に保たれやすいという利点もあります。夕飯後に運動をしないと、血糖値が高いまま寝る事となり、余分なAGEを作ることに繋がります。できれば夕飯後は歩くなどの運動をするとよいでしょう。

筋トレでAGEを減らす

筋トレをして筋肉が付くと、グリコーゲンをためやすくなります。つまり血糖をためこむタンクが大きくなり、インスリンが分泌された際、血糖値を下げる効果が大きくなるのです。つまり、筋トレを習慣化していくと、血糖を取り込む能力が高まり、血糖値を下げる効果が高まるという事です。

筋トレのポイントは大胸筋、腹筋、太ももの大腿四頭筋などの大きな筋肉を付ける事です。腕立てや、スクワット、腹筋運動を15~20回を1セットで3~4セット行うと良いです。

糖質のないお酒を飲む

アメリカの論文で夜ワインを150ml飲むと朝方、血糖値が139.6mg/dlだったのか、118mg/dlに下がったという研究があります。これはアルコールを分解するのに肝臓の働きが活発になり、糖質を作って血中に放出して血糖値を保つ糖新生が一時的に停滞するからだと言われています。

またアルコールは体内ではブドウ糖に変わるため血糖値を上げる事はありません。むしろ、アルコールは血糖値を下げるため、インスリンや血糖値を下げる薬を飲んでいる人はアルコールを摂取すると低血糖になる懸念が有る程です。

それだけでなく、アルコールはAGEの生産を抑える働きもあります。AGEはタンパク質のアミノ基にくっつくのですが、アルコールが肝臓で分解されて生じるアルデヒド基もどうようにアミノ基にくっつく性質があるため、AGEが出来にくくなるのです。

しかし、これは適度な飲酒に限りますし、糖質を含まないお酒に限ります。

肌の老化最大の原因「AGE」対策で若々しい肌にするには?

近年老化の最大の原因は糖化によるAGEが大きく関わってきていると言われています。今回、アメリカでAGEの研究をされてきた牧田善二氏の「老けたくないなら「AGE」を減らしなさい」からAGEの体に対する老化の影響力、その対策を一部ご紹介します。

そもそもAGEとは何か?AGEとはタンパク質と糖質が結合する事、これを糖化と言いますが、これが劣化する事でAGEという悪玉物質作られます。このAGEが老化の最大の因子なのです。

肌の老化も同じで、紫外線などの外的な要因が大きいと考えられてきましたが、今は内的な要因であるAGEが肌の老化を大きく促進させるという事が分かってきました。

それは2008年に化粧会社であるエスティーローダーの研究で判明しました。

エスティーローダーは19歳~70歳の448人の女性を対象にAGE量と肌の老化について検証しました。それによると以下の事実が分かりました。

  • 肌の弾力性は肌のAGE蓄積量に反比例して増える
  • 肌のAGE量は40歳を境に多くなる
  • 40歳以上のAGE量は年齢のみに比例して多くなる

つまり、肌の弾力性は肌のAGEの蓄積量に大きく関わることが分かりました。

AGEによる肌の老化とは?

年齢を重ねると、肌の表皮は厚くなり、かさつき、肌の弾力を与える真皮が薄くなりシワが増えます。

AGEは真皮のコラーゲン線維とエラスチン線維がつくっている立体構造に直接ダメージを与える事で肌の老化が進むと考えられています。

このことを科学的に証明した研究があります。化粧品会社のロレアルの研究です。

その結果、このような事が分かりました。

  • AGEで糖化させた細胞と、されてない細胞を比較すると、糖化された表皮の方が厚くなる
  • 糖化された細胞ではAGEの一種であるCMLという物質を真皮の奥の方にたまることが分かりました
  • コラーゲン線維を分解する酵素が2倍も増え、真皮も薄くなり肌の老化に繋がる

つまりAGEは表皮を厚くしカサカサさせ、真皮を薄くすることでシワを増やしてしまう両方に関与しているのです。

肌のくすみもAGEが原因

AGEとはパンや肉を焼くと褐色になりAGEが増えるのと同じように、肌もAGEが増えると、肌がくすんで黄ばんでくる現象が起こります。これも2009年のポーラ化粧品の研究で証明されています。

研究結果では

  • AGEと年齢には相関関係があり、年齢と共にAGEが増えた
  • 年齢と黄ぐすみの程度は相関関係があり、年齢が行くにつれて黄ぐすみのレベル上がる
  • AGEとメラニン色素の量には相関関係はなかった
  • メラニン色素と年齢には相関関係がなかった

このことから肌がくすむ原因はメラニン色素以外の原因としてAGEが関わり、年齢が行くとともにくすむ原因だったのです。

つまり、いくら肌のくすみを消そうと努力してもAGE対策なしにはあり得ないという事です。

AGE対策をして美肌にするには?

AGE対策するには4つのポイントがあります。

  1. AGEを含む高温処理した肉類、揚げたジャガイモなどを控える
  2. 食後の高血糖を招きAGEを増やしてしまう砂糖や精白された穀物は避ける
  3. AGEを低下させるビタミンB群、抗酸化物質のカテキンを積極的に摂る
  4. 食後は軽く運動しAGEを作る紫外線を避け、適量のお酒を楽しむ

この4つを守るだけでもAGEからの老化を防ぐ事が出来ます。

また肌の老化を遅らせるのにおすすめの食品がロレアルの研究で分かっています。

それはブルーベリーです。

ブルーベリーのアントシアニンには表皮が厚くなることと、真皮が薄くなるのを防ぐ効果があるというのです。これはAGEによる肌老化の原因である2つを一気に対処してくれるすぐれた食品であると言えます。

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